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日々是カツァリス2010 10月2日宮崎公演

10月2日(土)の宮崎公演は、宮崎在住の信者Shikiさんにレポートをお願いし、熱いレポートを寄せていただきました。では、どうぞ。

今日は、待ちに待った地元宮崎でのリサイタル!
会場は、『メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)』内の、『アイザックスターンホール』でした。
このホールは、客席が約1800席あるという事で、宮崎県内では恐らく一番大きいホールだと思われます。私は、内心、「そんなに客が観に来るのか!?」という不安がありました。

ホール内に入り、開演を待つ。開演ギリギリで後ろの席を見たところ、昨夜の段階ではチケットが売れていなかったハズの席に、わらわらとお客が!(感動)。
おぉ…!予想を上回ってお客が入っている!!既に、この状態が凄いと言えます。有名な演奏家が宮崎に来ても、安い席は売れるけど、高いS席などは売れ残るのが宮崎の現状なのです。凄いぞ、カツァリス!流石、神!!

今回のリサイタルは、『オール・ショパン・プログラム』で、プログラムが当日発表ということと、県民から弾いてもらいたい曲をリクエスト投票して、その中からカツァリスに弾いてもらう曲を選んでもらうという企画がありました。

プログラムは以下の通り。

第1部
 プレリュード 作品28-15(雨だれ)
 ワルツ 作品34-2
 ワルツ 作品64-2
 ノクターン 変ホ長調 作品9-2
 ノクターン ト短調 作品15-3
 2つのノクターン 作品55
 ノクターン 20番 嬰ハ短調 (遺作)
 4つのマズルカ 作品67
 ポロネーズ 作品26-1
 幻想即興曲 作品66
 子守唄 作品57

第2部
 ピアノ協奏曲 第2番 作品21(オリジナル ピアノ独奏版)

…という訳で、結果的にはプログラムはAプロで、その中に、『ノクターン 20番嬰ハ短調(遺作)』が組み込まれたという具合でした。

さて、開演時間になり、宮崎でも即興曲を弾いている間の入場は可能だというアナウンスが入りました。

そして、カツァリス登場。
場内に大きな拍手が沸きあがりました!
おぉぉ!!良いぞ良いぞ、宮崎!!もっと拍手してカツァリスの感情を盛り上げよう!

カツァリスが「ソッキョウキョク!」と言って、椅子に座ったと思った瞬間、即曲に突入!!
これは前から思っていた事なのですが、他のピアニストなどは、曲を弾く前に集中力
を高める為か、「間」をとって呼吸をしてから弾き始めますが、カツァリスの場合、曲を弾き始めるのが断然早い!!それは、即ち、それだけ曲を弾く事に対して集中力を高める速さが半端ではないということでしょうか。

即興曲が始まりました。最初の曲は、知らない曲だなぁ…。何という曲だろう?。とても綺麗な曲で、右手のメロディが歌っています!!かと思ったら、低音をゴゴゴゴーー!!と唸らせる。そして音が上っていき、再び歌い出す。高音がとても響いて綺麗ですっ!音が輝いています!どこかで聴いたことのあるフレーズが流れ、突然曲が変わった!…おぉぉ!密かに期待していた『アルハンブラの思い出』だ!!ホントにCDと同じだわ!弾いてる!!切ないメロディに浸っていたら…お!曲が変わった!!低音を連打して唸らせる。何という曲だろう…?。おや?また変わったかな…?。あ、また変わったかも…。おぉ!!知ってる曲だ。けど、曲名知らないしっ!!すっごく綺麗な曲です。何という曲だろう?と思っていたら、終了してしまいました。
結局、曲名を知っているのは1曲だけでした。
そして、何曲弾かれたのかは、判断出来ませんでした…。クラシック歴が浅い私には難題デス…(涙)
(管理人注:その他は定番のサムソンとデリラ、タンホイザー、パガニーニラプソディーなんかでした)

即興曲が終わった瞬間、「間」をとらずに速攻で『雨だれ』へ。
今日のカツァリスの『雨だれ』は、シトシトとした雨模様みたいだ。結構、外は荒れてるなぁ…。雨が激しくなってきた様だ。荒れた雨は過ぎ去り、晴れそうな感じ。小雨が優しく降っているみたい。

『ワルツ 作品34-2』は、泣かせるねぇ~。
何処となく優しいけれど、寂しい感じ?。歌いませんか?踊りませんか?と言っている様に聴こえます。しかし、直ぐに悩めるメロディが再び現れ、切なくて心が苦しい感じ。展開部で、曇っていた空が晴れてきたみたいです。かすかな希望が見えるのでしょうか。そして、再び寂しいメロディが…。

『ワルツ 作品64-2』…。どうしてカツァリスは、こう、最初のメロディが暗くて切ない曲を選んでいるのでしょうか?(汗)。このワルツでは、緩急が非常に明確に弾かれていました。カツァリスの右手の指が絶好調に動いています!!左手の内声も際立っていました。こうして生で聴いてみて、今までカツァリスのワルツのCDを聴きこ
んでいましたが、何度聴いても飽きませんね。カツァリスの中でも、これらの曲は、日々成長し、変化し続けるんでしょうね。

『ノクターン 変ホ長調 作品9-2』はい、反則ー!(笑)。この曲を弾かれたら、速攻で泣いてしまいます、私(苦笑)。今日もやっぱり最初のメロディを聴いた途端、感情がこみ上げてきて、涙がツーーーッと流れました。静寂な光景が見えます。

『ノクターン ト短調 作品15-3』ノクターンは、過去、『20番(遺作)』しか弾いた事がないことと、カツァリスの『ノクターン 変ホ長調 作品9-2』を生で聴くまでは、あまり興味が無かったのです。なので、ノクターンは聴き込んでいない曲なので、とても新鮮に聴けました。

『2つのノクターン 作品55』おっ!印象に残っている曲だ!!メロディが綺麗なんですよねぇ。右手を際立たせる為に、左手が凄く綺麗に流れていて、でも、決して邪魔にはならない。あぁ、この曲も、何かに対して問いかける部分がありますね。曲が生きているのでしょうね。そう思わせる弾き方が出来るカツァリス、流石です!!

『ノクターン 20番 嬰ハ短調 (遺作)』おぉ!!弾いてくれないかなぁ~? と期待していた曲です!!やっぱり綺麗だなぁ…うっとり。この曲も、問いかけがあって、応えがある。交互に入れ替わって、それが明確に分かるから凄い。高音を優しくタッチして弾く所がたまらない!心を持っていかれてしまいます。そして、この曲でも右手の指が高速に動いていますっ。流石です!

『4つのマズルカ 作品67』おぉ!最初から華やかな曲です。良いですね~♪。マズルカは、まだ一度もレッスンを受けた事が無いです。マズルカ自体にあまり感心を持っていませんでした。今日聴いてみて、マズルカも良い曲があるなぁ…と思いました。貴婦人がダンスを踊ってクルクルと周っている感じがします。あとは、『カーネギーホール』のアンコールで弾いた曲ですね。この曲は、何というか…説明出来ませんが、好きです。個人的に(笑)

『ポロネーズ 作品26-1』おぉぉぉ!!イキナリ最初から力強くてキレが良いデスヨ!!良い感じで始まりました。ポロネーズは、この曲は弾いた事がある曲で、特に好きな曲で思い入れがあります。聴いていて気がついたのは、ペダルを使わずにスタッカートが鮮明に聴こえた部分がありました。ペダルをあえて使わずに弾く事によって、メロディが際立つのですね。この曲は、ちょっと新たな発見という感じがして、お得感があります(笑)。

『幻想即興曲 作品66』きましたー!有名な曲!!(笑)。スーパー早弾きの幻想即興曲!!生で聴きたかったんですよー。こんなに早く弾く幻想即興曲は聴いたことがありませんっ!!早く弾いて、尚且つメロディを際立たせる!ブラボーッ!!

『子守唄 作品57』あぁ…。高速で走った後に、この曲がやってくると、心がホッとして安心してしまいます。幻想即興曲』のハイスピードの後だから、もの凄く効果が得られますね。良いわぁ~♪。睡眠不足で眠くなったらどうしようかと心配だったのですが、それどころではなく、逆に凝視度が増してました(笑)。

これで、第1部が終了。

最初から一度もお客さんに拍手をさせることなく、休み無しで走り去って行きましたヨ(笑)。そして、お客さんも、フライング拍手をする人がいませんでした!! カツァリスが1曲弾き終わった後に、手を合わせて目を閉じている時などに、「ひょっとして拍手が出るんじゃないか!?」と、ハラハラしていたのですが、無事でした。なかなか優秀じゃないですか!

第2部
『ピアノ協奏曲 第2番 作品21(オリジナル ピアノ独奏版)』この曲は、CDを何回も聴きましたが、全く記憶出来なくて、どうしたものか…と考えていました。しかし、カツァリスが弾き始めた途端、「あっ!」と思ったのです。覚えていないと思っていただけであって、しっかりと覚えていました。そして感じた事は、カツァリスが弾くと、色の変化が明確に分かり、ハッとさせられます。そして、他の方が第2楽章の美しさを上げておられますが、今日、独奏版を聴くまでは、「分からない~!」状態でした(汗)。で、実際に聴いてみて、納得。あんなにCDで聴き込んだのに、カツァリスが1回弾いた方が良く分かるし美しいと思わせるのって…。

~アンコール~
1.ゴットシャルク『バンジョー』鍵盤の状態を右手の指で数箇所連打して確認。そして弾き始めるカツァリス。バンジョーが出たということは、絶好調という印?(笑)。軽快に弾いていくカツァリスの姿を観ていて、楽しそうだなぁ…と。演奏が終わり、そして、お客さん大拍手!!

2.シューマン『トロイメライ』昔の懐かしい思い出を記憶の中から引き出してくれる、とても心に響き、心に囁きかけるメロディと繊細なタッチ。心にグッときました。演奏が終わり、やはり大拍手!!

3.チャイコフスキー『10月。秋の歌』枯葉が舞う中に佇んでいるのは、男性だろうか?女性だろうか?。切なくて、純粋に「秋だなぁ…」としみじみと感じる曲。右手のメロディが歌っていると思ったら、今度は左手が歌いだし、切なさが増します。演奏が終わり、またもや大拍手!!拍手が鳴り止みません!!凄いです!!

4.バッハ『ラルゴ』あぁぁぁ…!!大好きな曲なんですーっ!!まさかこの曲を弾いてくれるとは思っていなかったので、超嬉しいんですけどー!!(叫)。あぁ、良いです!淡々とメロディを刻んでいき、右手は主旋律を奏でていく。そう感じつつ、うっとりしていた次の瞬間、「バンッ!!」……誰だよ!?書類らしき物を落とした
ヤツはっ!!(怒)。曲が終了したと共に、カツァリスがピアノの鍵盤の蓋を閉じる。会場に笑いが起きる(笑)。割れんばかりの大拍手!!拍手が鳴り止みません!!延々と拍手が続きます!!

ホール内がライトアップされ、終了。

今日は、アンコールは4曲でした。
他のリサイタルではアンコールが5曲だったので、期待していたのですが、やはりカットされましたか…。残念!
でも、どうして4曲だったんだろう?カツァリスの調子は絶好調っぽく感じたのですが。スケジュールの関係?うーむ…謎。

全体的に思ったのは、それぞれ、難易度が違う曲ではあるのでしょうが、カツァリスが弾くと、どんな曲でも余裕に弾いているので、誰にでも簡単に弾けてしまいそうだと、つい錯覚に陥りやすいということでしょうか(笑)。曲を譜面通りに弾く事は容易い事であって、それは誰にでも出来る事であるのでしょうが、カツァリスが常に
言っている、同じフレーズが出てきたら、色を変える様にするという事が求められる訳で、今回のリサイタルでは、その重要性を肌で十分に感じとれました。とても楽しいひと時であり、そして勉強になりました。リサイタル終了後、自分の心が軽くなって心地よい状態になっていて、カツァリス・パワーを再確認。やっぱり凄いよ、カ
ツァリス!!
陸の孤島に来てくださって、有難うございました!心から感謝致します。

(報告者:Shiki)


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わたしも宮崎へ!

私も遠路はるばる宮崎へ行って参りました。何年か前の兵庫県立ホールで客の民度の低さにいい加減頭に来ていたので(カツァ様に大変失礼!!)宮崎はどうかな~と思っていましたが、カツァ様のピアノを心ゆくまで堪能できた、素晴らしいコンサートでした。shiki様のレポートにあるように、フライング拍手がない!これはすごいことではないでしょうかっ
神、また宮崎にきてくださいっっ
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「ものごっついピアニスト シプリアン・カツァリス」本サイトはこちら。

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